Easy Go Lucky!Day by Day › > Review

Reviewの最近のブログ記事

パレード

| コメント(0)


映画の公式サイトを見ていたら、本編よりも原作を読みたくなって、書店で購入。登場人物の一人一人のモノローグ形式の連作なので、読みやすかった。

ルームシェアをしている4人の男女の話。そこに、18歳の少年が加わり、物語は展開していく...と、映画の予告では言っていた。
確かにその通りなんだけど、物語は展開してないような気がする。

同じところをグルグル回っているような、あるいは動いていないような。
今の希薄な人間関係をそのまま描いている。
4人で暮らしていながら、誰も自分以外のものに興味も関心も持たず、それでいてしっかり観察はしていて・・・誰一人として本心や本当のことを暴いたりしようとはしない。
それさえしなければ、いつまでもそこにいられるから。

解説で、川上弘美氏が「何度読んでも怖い」と書かれているのを読んで、何がそんなに怖いかなあと思いつつ読み進めていった。読み終わった後もそれほど「恐怖」に思うような話じゃないよなぁと思っていたけど、いま、こうしてレビューを書くために筋を思い出し、それぞれの場面を思い出していると、なるほど、怖い話かもしれない。

「誰でもいいから、人を殺したかった」と平然と語る通り魔がいた。
「母親が口うるさかったので、殴ったら死んだ」と語る息子がいた。
連日、そんなニュースを聞かない日を数えたほうが珍しくなってしまったこの頃。

この物語には、そんな信じられないことを言ったりやったりする人たちを、何気なく肯定し黙って見過ごす人たちがいて...

最終章の最後の数ページに書かれていることに、しばらく気が付かず、何度か戻って読み直して、ようやく理解した結末。通り魔や無差別殺人を起こす一握りの人より、怖い存在のほうが遥かに多いことを示唆した話だったような気がする。

 


 

まだ読み終わっていないけど。

いつかは通る道ではあっても、自分の親だけは病気にならないし、ましてや死ぬようなことはほとんど頭にない。

それが、父が脳こうそくを患い、解離性動脈瘤を患い 介護認定されたり、入退院があったりと、今まで現実とは思っていなかったことが、どんどん現実として 身に迫ってきていた。

それでも、実家は離れているし、母が元気で父の世話は「一人で大丈夫」と言ってくれていたので、すっかり甘えていた。

その父が急逝した。
母が周到な人だったので、それはもうしばらく前から、 「あれはここ」「こういうときは○○に連絡して」と
帰るたびに、まだ元気でいる父や母の葬式の段取りを 聞かされていた。

おかげで、母と二人あーでもない こーでもないといいながら、家族だけの葬儀、家族だけの 法要と、少しずつ片付いてきた。

母がしっかりしていたからよかった。
でも、今度はその母をいずれは見送らないといけない。
その時にどうすればいいのか...
年を重ねると、一人っ子だったことはどうでもよくなるものだけど、さらに年を重ねると、ちょっと恨みたくなる。

そんなときに、生協のカタログの中に入っていたこの本。
出会うべき時に必要なものに出会うものだと感心している。
作者もまた、一人っ子である。
16年間、子育てと仕事と介護を体験した中での、知恵や ノウハウが詳細に書かれている。

終末医療とは、延命治療の功罪...
現実の介護や葬式と社会通念とのギャップ。

辛かったこと、よかったこと、うれしかったこと。
そんなことを資料付きで教えてくれる良書だ。

新しく買うことになった仏壇のことで、あれやこれやと迷い、「引き取り手のない仏壇」になることまで憂う母に 「私が引き取るじゃない、大丈夫だから好きなのを
買えば」と言った瞬間に、「私しかいない」ことを 改めて痛感し、腹をくくった。

「一人でもだいじょうぶ」

買えばよかった

| コメント(0)

 

 

くれよんはうすで、無目的に眺めながら見つけた絵本。
ページをめくっていくうちに、絵と文字がぼやけてきた。
じわ~んと目頭が熱くなって...

寝る前のひと時。オランウータンの坊やは足に、膝に
腕に、手に、おなかに、顔に、頭に...
体の全部に、良く動いたね、良く走ったねと感謝とともに
おやすみを言いながら、ママにおでこを『チュッ♡』とされて、
そのうち眠ってしまう...

という物語。
子供が小さい時にあったら、寝る前に読んであげたかったな。

自分に対して、「お疲れ様」や「ありがとう」と言えること
ひいては、生きている今に感謝できる心を育てること
小さい頃から知っていたら、大人になってからの心持も
違うものになっているかも。
(未購入)

天気がおもわしくないので、なんとなくゴロゴロと過ごしていた。
夕方になって、夫が「映画行くか?」と言い出した。テレビもおもしろくなさそうなので映画でも見ようかと。で、彼には特に見たい映画もないらしい。

前日、ようやくテレビで「おくりびと」を見ることができたが、やっぱり映画館で観たい映画だった。
家で観るとどうしても、何かをしながらになってしまったり、そこに2時間超という時間を集中することができない。じっくり観たかったと思っていたところだったので、映画館に行くのは賛成なんだけど、今、特に観たい映画はない。

「BALLAD 名もなき恋の歌」は元のアニメの方を観たいし、「多襄丸」は小栗旬が観たいだけだし、洋画に観たいものはなし...としたら、これしか残らなかった。

昨年、「第1章」を観て続編は観なくてもいいやと思っていたが、先日「第2章」をテレビで観ていたので、最後まで見届けてみようかという気になった。
観ている間は時間の経過をそれほど気にしなかったが、終わってみると案外長かったのでちょっと驚きだった。「エンドロール後の10分間がなかったら、『なんだこの映画は!』と暴れていたかもしれない」と夫が珍しく感想を言っていた。確かに最後の10分間がなかったら、ただの冗長な映画になっていたと思う。

今、思い返してみても、ふ~む、ま、こんなもん?
高橋幸宏が出ていてびっくりしたとか、佐野史郎の特殊メークがすごかったとか、そんな感想しか残っていない。

良くも悪くも堤幸彦監督作品。「TRICK」や「池袋ウエストゲートパーク」ほどの面白さが観られないのは、彼にはやっぱりテレビの演出の方が合っているということなのか。

2010年5月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
 

BlogTool

 

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちReviewカテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリはprivate affairsです。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。